手汗を抑える方法は、制汗剤が効果・コスパの面で最もオススメ。しかし、他の方法もあります。例えば、イオントフォレーシスは制汗剤が効かなかった場合に試してみるべき方法として有名です。
それぞれの手汗対策方の概要を見ていきましょう。
イオントフォレーシスは、2つの桶のような専用器具へ水道水を注ぎ、それぞれへ片手ずつ入れて電気を流すという方法です。汗を止める効果に関しても、信頼の高い報告がいくつかあるため、制汗剤についでオススメできます。
基本的には複数回施術を行うため通院する必要がありますが、1回あたりの施術は30分以下で済むようです。保険も適用されます。
また、この施術を自宅でも行えるようにした器材も販売されています。
漢方薬は制汗剤や他の対策方と比べて、手汗を抑える・止めるという点においてまだその効果が実証されてはいません。
ですが防已黄耆湯など、いくつか試してみるべきとされているものもあります。お医者さんから処方されることもあるようです。
抗コリン剤という、アセチルコリン(発汗に関わる神経伝達物質)の働きを抑える内服薬が多汗症治療に用いられることもあります。
有名なところでは、多汗症治療において唯一保険の効くプロバンサインがあります。基本的には、病院でお医者さんと相談したうえで処方してもらうことになります。
しわを無くしたり、ワキ汗を止めたりする目的で行われるボトックス注射は、手汗を抑えるために用いられることもあります。
注射の効果は永続出来ではなく、定期的に行う必要がある、手汗対策のボトックス注射は保険が効かない、痛みが伴う、というデメリットもあります。
ETS手術は他の手汗対策方と異なり、交感神経を遮断することで手汗を永続的に抑える(減らす)、止めるという対策法です。
手術自体は時間が短く、入院の必要もない(当日で帰宅できる)ため負担は大きくありません。
一方、手のひらや顔・頭から発汗がないため体温調節がうまくいかず、熱がこもったように感じたり(発汗は体温調節機能の1つ)、手のひらが乾燥気味になったりすることがあります。
加えて、代償性発汗というデメリット・副作用もあります。
ボルダリング・クライミング中の手汗は基本的に炭酸マグネシウム系のチョークで対処します。体質によってそれだけじゃ対応できない場合、制汗剤やほかの汗止め法を試してみてもいいかもしれません。
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