乳幼児期(~5、6歳)

【ストレスを感じる理由】

乳幼児期のお子さんは、自分の感情を親へ上手く伝える事が出来ません。そのため、親にとってはストレスの原因を把握しづらいです。

乳幼児のストレスの原因は、主に3つに分けられます。

・肉体的要因: お腹が空いた、体がかゆいなど

・周辺環境: 馴染みのない人、場所など

・感情的要因: 自分の思いを上手く伝えられない、親がイライラしているなd

特に、親の行動は子供に大きな影響を与えます。子供は親の顔色を敏感に察知し、親が不機嫌な表情で過ごしていると強いストレスを受けます。なるべく笑顔で接するようにしましょう。

【発汗は遺伝することも】

日本皮膚科学会による皮膚科Q&Aというウェブサイトでは、施設で診療を受けた410人の患者のうち36%にあたる147人の方達の家族にも多汗症の症状を示す人がいたとのこと。

多汗症ガイドラインでは複数の海外における調査が引用されています。例えば中国では、15~22歳の学生を対象に調査を行い、多汗症を持つ人は4.36%、このうち17.9%は家族にも多汗症を持つ人がいたとのこと。

これらの調査ではじき出された数値が完全に正確であるとは言えず、今後の調査も気になるところですが、今のところ多汗症は遺伝する可能性があると想定されています。もちろん、食事や住まいなどの外部環境が影響している可能性も検討出来ます。

いずれにせよ、身内に多汗症の人がいるならば、遺伝が原因である可能性もあるという事を覚えておいてもよいでしょう。

【汗腺の数が決まる重要な時期でもある】

体温調節機能に関係する汗はエクリン腺と呼ばれる汗腺から分泌されます。このエクリン腺は出生した段階で、すでに成人と同じくらいの数があります。

しかし、すべてのエクリン腺が体温調節機能に寄与するわけではありません。生まれてから3年目までに育った環境に応じて実際に機能するエクリン腺の数は変化していきます。

このように体温維持を行うために実際に機能している汗腺の事を「能動汗腺」と呼びます。一般に、暖かい環境で生まれ育った人の方が能動汗腺の数が多い傾向にあるようです。

ただし、必ずしも汗腺が多いほど汗をかきやすいとは限りません。また、能動汗腺が多いほど体温調節機能が優れており、夏バテしにくくなるといわれていますが、同時に多汗による脱水症状に注意しなければなりません。

学童期(6~12歳))

【他人との接触が増えだす時期】

学校に通い出し、家族ではない相手と長時間生活を共にしたり、人前に出ることがあったりとで強いストレスを感じることがあります。

もしいじめなどの周囲からの悪質な行為により過度のストレスを受け続けると、鬱病になることも。この鬱病も多汗を伴う場合があります。

家庭内で子供の支えになるよう心がけましょう。

思春期(10~18歳)

【第2次性徴が自律神経のバランスを崩す!】

思春期におけるホルモンバランスの乱れは、自律神経のバランスを不安定にします。自律神経のひとつである交感神経は、発汗機能も司っており、その乱れが多汗を引き起こすことがあります。

また、思春期は他人からの視線を強く意識する時期でもあります。そのため、少しの汗でも気にしすぎてしまうことも。手汗は精神性発汗であり、このような不安な気持ちが手汗を助長する可能性があります。

子供の手汗まとめと対策方【総括】

以上、子供の手汗が多いかも、と気になった際に確認しておきたいことを紹介しました。

手汗の対策を検討する場合。子供の体は繊細で大人に比べると体力が無いため、なるべく体に負担が少ない方法で手汗の治療を行うべきです。

制汗剤の使用やイオントフォレーシスが最初に検討されます。それぞれについて詳しくは以下の記事にまとめているのでチェックしてみてください(^^)


おすすめ手汗用制汗剤を徹底解説!

「手汗用制汗剤を試してみたいけど、どれを買うべきか分からない」という方はこちらの記事をチェック。制汗剤の比較や、お得に買う方法を解説しています。


手汗対策方の価格を比較した記事

こちらは各種手汗対策方の費用・コスパに焦点を当てて比較解説した記事。「制汗剤以外の対策も知りたい」という方は、まずはこちらの記事を読みましょう。


制汗剤の成分について解説した記事

「制汗剤の成分の効果や副作用についてもっと詳しく知りたい」という方はこちらの記事を読みましょう。塩化アルミニウムやクロルヒドロキシアルミニウムについて徹底解説しています。


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