子供の手汗がひどくて、どうにかしてあげたいと思っているけど、何をすればいいか分からないとお困りではありませんか?子供は大人に比べて繊細な一面があり、その体の特性をしっかり理解した上で対処していく必要があります。
この記事では、子どもの手汗がひどい場合、どのような原因が考えられるのか、またその解決法についてまとめてみましたので是非お役立てください。
「子供のひどすぎる手汗を抑えてあげたい」という方は、まずは手汗用の制汗剤を試しましょう。クロルヒドロキシアルミニウムや塩化アルミニウムといった制汗成分は、副作用もほとんどないことが知られています。
下のランキング記事で、手汗用制汗剤の比較や、安く買う方法を詳しく解説しています。
「うちの子供、手汗がちょっと多いかも?」と感じたら、まずひどい汗かきは手の平だけか、それとも全身か、という点をチェックしましょう。
その次に、汗をかいている理由を推察しましょう。運動後や気温の高い日など、体が火照っている状況での発汗なのか、大勢の人前で話すなど緊張する場面での発汗なのか、といった具合です。
最後に、通常の発汗なのか、多汗症による汗なのか、それとも他の病気を患ってはいないか、以下にまとめた情報と照らし合わせながら確認しましょう。
子供は大人に比べて新陳代謝が活発なので、良く汗をかきます。一方。汗腺の数は大人も子供も変わらないため、体が小さい分、皮膚の単位表面積あたりの汗腺数は子供のが多くなり、発汗量がかなり多いように見えてしまいます。
汗がひどいからといって必ずしも多汗症であるとは限りませんのでご安心ください(^^♪
人の発汗機能は以下の3つに分ける事ができます。
・温熱性発汗
・精神性発汗
・味覚性発汗
手汗は主に精神性発汗に分類されます。緊張やプレッシャー、ストレスをはじめとする心の動きにより発汗が促されます。
一方、全身から発汗が促される場合は、体温を下げようとして分泌される温熱性発汗である場合がほとんどです。
運動後、もしくは高温下での全身からの発汗は間違いなく温熱性発汗であるので問題になることはほぼ無いでしょう。
手汗のみがひどいという場合、それは精神性発汗によるものです。大舞台に立つ前、これまで練習を重ねてきた成果を見せる本番直前、といったプレッシャーのかかる場面であれば誰でも手汗をかくわけです。
一方、強いストレスを感じることによる発汗である可能性も。特に思春期は、ホルモンバランスの乱れから精神性発汗が増える傾向があるようです。
手汗が酷い場合に考えられる症状は手掌多汗症だけではありません。他にもバセドウ病や巨人症が原因とされることもあります。それぞれの症状を詳しく見ていきましょう。
なお、何度も繰り返しますが過剰な心配も禁物です。汗をかくのは体の機能として普通のことのため、冷静に見極め、心配であればお医者さんへ相談することも検討しましょう。
現在、手掌多汗症は産まれてから思春期の間に発症するものとして認識されています。
日本皮膚科学会が公開している多汗症治療ガイドラインによると、幼少児期から思春期頃に、緊張性発汗による汗が多量(病的に多量)になる掌蹠多汗症(掌は手のひら、蹠は足のうらを指す)を発症することがあるとのこと。
同ガイドラインでも引用されている厚生労働省による平成21年度の全国調査では、手掌多汗症発症時の年齢は平均して13.8歳とのこと。
つまり、子供の場合、ある日突然手汗がひどくなってしまう事があるというわけです。
バセドウ病は甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。新陳代謝が活発になり、倦怠感、多汗、手足の震え、かゆみなど様々な症状を引き起こします。
治療法としては、甲状腺ホルモンの分泌を抑える抗甲状腺剤の投与、放射性ヨウ素を服用して甲状腺の機能を止める方法、手術により甲状腺を除去する方法などが検討されます。
巨人症とは成長ホルモンが過剰につくられる事で身長の異常な伸びを引き起こす病です。また、成長が止まった成人の場合、骨が伸びるのではなく変形することがあります。これを先端(末端)肥大症と呼びます。
汗腺の肥大により発汗過多を引き起こします。治療法としては薬物療法、外科手術、放射線照射が検討されます。
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