手汗・足汗・ワキ汗、そして多汗症の治療として用いられるイオントフォレーシス。本記事では、そのコストはどれくらい?というギモンを解決するべく以下の3つのポイントを徹底的に解説します。
【重要な3つのポイント】
・イオントフォレーシスは保険適用?
・病院で行う際の料金目安
・家庭用機器の値段
イオントフォレーシスとは、水道水と電気、そして専用の機器を用いて行う汗を抑える治療です。
患部を水道水に軽く浸す必要があることから、特に手と足に用いられます。器具によってはワキにも対応しています。
以下の記事でもイオントフォレーシスの詳細を解説しています。
イオントフォレーシスは保険が適用されます。
病院で医師の診察を受けて、汗を抑える治療としてイオントフォレーシスを行う際、保険が適用されるので治療費の自己負担分は全額のうち~割となります。
「病院で治療する際の料金目安」項目でも詳しく述べますが、例えば保険が3割負担の場合、料金はだいたい660~700円となります。
イオントフォレーシスに対応している病院の公式サイトを多数チェックしたところ、ほとんどの場合、初診時は診察のみ。次回以降、再診料+イオントフォレーシス1回660円(3割負担)となることが多いです。
頻度は汗の多さや効果の現れなどを基に医師の診察によって決定されるようですが、目安としては週1から開始、効果が出てきたら2~3週に一度へと頻度を減らしていきます。
治療を3カ月、1カ月半は週に1回、残りの1カ月半は2週に1回治療を行うと仮定した場合。再診料抜きでイオントフォレーシスの料金だけだと合計は「5,940円」となります。
もちろん実際は再診料や、頻度がより多かったり少なかったりするのでこの金額が必ずしも正しいわけではありません。あくまで目安として参考にしてください。
公式サイトでイオントフォレーシス治療を行っていることを明記している病院があります。そのうちいくつかは、金額や治療の方針(行う頻度など)も詳しく解説していて、それらを参考にしています。
なお、当サイトでは各都道府県毎に、イオントフォレーシスに対応している病院をまとめた記事も用意しています。
以下の記事名をクリックすると、都道府県毎に用意された記事の一覧を確認出来ます。そちらもぜひチェックしてみてください。
イオントフォレーシスの他、塩化アルミニウム液やボトックス注射、外科手術(ミラドライ、ETS手術など)といった方法が存在しています。
一言でいうと、費用はそれらと比較しても安価です。手術の場合、永続的に汗を抑えることが出来るため一概には言えませんが...。
以下の記事でも検証しています。
ほとんどのイオントフォレーシス機器が海外の会社から販売されており、それら会社の公式サイト上でのオンライン注文が主な入手手段となります。
それぞれの価格を比較すると、以下の表のようになります。
機器 | 金額 |
---|---|
ダーマドライ (Dermadry) | $329~$349 (36,144~38,342円) |
ドライオニック (Drionic) | $234 (25,707円) |
サーリオ (Saalio) | 89,800円 |
イオントダーマ (Iontoderma) | $299(32,849円) |
ドル円のレートは、記事執筆時点(2019年2月)の1ドル=109円で計算しています。
手汗用制汗剤の効果や副作用、成分などについて紹介しています。
ワキ汗・わきがの対策や基礎知識について解説します。
ワキ汗やわきが対策として行われるミラドライ。その効果や値...
手汗への対策として行われることがあるボトックス注射につい...
手汗の原因や汗に関する知識に関する記事。
手汗や足汗、ワキ汗を抑えたり、多汗症の治療のために用いら...
趣味やスポーツ、仕事など、日常生活における様々な状況に合...
ボトックス注射やETS手術、内服薬をはじめとする制汗剤以外の...