アナログで絵を描いたり、漫画作品を制作している際に気になるのがインクのにじみ。
作業の特性上、絵・紙の上へ手を置くことがあり、その際のに手汗や手の湿りにより、せっかく制作した絵がにじんでしまったり、紙がぐしゃぐしゃになったりします。
手・紙・インクは、3つを合わせればひとりひとりが作品を生み出すことが出来る相性抜群のツールである一方、その手から分泌される手汗は圧倒的に創作活動を妨げてしまうわけです。
作業効率をアップさせるためにも、手汗対策について考えていきましょう。絵描きさんたちの創作の助けとなれば幸いです。
本記事では主に以下の4つのにじみ対策方法を紹介します。
・室温調節
・耐水インク(にじまないインク)
・手袋
・アームカバー
いずれも手汗や手の湿りによるインクにじみ対策です。彩色時のコピックによるインクにじみ対策などはカバーしていませんのでご了承を!
記事下部で、それぞれひとつずつ見ていきましょう!
紙とペンではなく、ペンタブや液タブを使ったデジタルな絵描き作業でも、ペンタブ画面に手汗が水滴として付着したり、画面が発熱するため発汗を促されたりします。
そちらでお困りの方は、ペンタブの手汗対策記事をご覧ください。
制汗剤ランキングでは、手汗用制汗剤の比較やお得に購入する方法も解説していますので、チェックしてみてください。
特に夏の季節は、気温や湿度のせいで手からの汗・水蒸気がひどくなり原稿がよれよれになったり、せっかくかいた絵のインクがにじんでしまうことが非常に多くなります。
まずは冷房で室温調節をして、大事な原稿を守りましょう。
ただし、エアコンと作業スペースの位置関係には注意しましょう。エアコンの真下で作業をしてしまうと、以下のようなデメリットを受けてしまいます。
・送られてくる風で紙がパタつく
・冷気を直接浴びていると体調に悪影響
もうひとつ、作業をするうえで知っておきたいことは、インクによってはエアコンからの送風で普段より乾くのが早くなることがある、ということ。
これらの点に注意して、エアコンをうまく使いましょう。
耐水インクを使えば、インクが乾いたところへ手を置かなければならない状況でも、絵がにじむ可能性が減ります。インクが乾きる前に触れてしまうとにじんでしまうので気を付けましょう。
耐水タイプのインクのデメリットとして、よく言われているのは滑りが悪いこと。さらさらとした書き心地を重視する場合はオススメしません。
とはいえ、全く気にならないという人もいるでしょうから、まずは試してみることをお勧めします。
おすすめ耐水インクランキングとまでは言わないまでも、定番で外れのないインクを2つ紹介します!
・パイロット証券用インク
・アートカラー漫画インクハイグレード
ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
・価格 640円
・容量 30ml
パイロットからは製図用インクと証券用インクという2つの商品が出ています。どちらもかなり定番の商品で知っている人も多いかもしれません。つけペンと一緒に使います。
そのうち証券用インクの方が耐水性があります。
証券用は製図用と比べて色が薄い、消しゴムで薄くなる、製図用ようと比べて乾きが遅い、といったデメリットもあります。状況に応じて使い分けると良いでしょう。
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