医薬品との大きな違いは人体に対しての作用が緩やかであるという所です。
化粧品も薬事法で定義された商品であり、その用途目的は主に以下の3つです。
1.人の体を清潔にするもの
2.人の体を美化し、姿形を変えるためのもの
3.人の肌や髪の毛を健やかに保つもの
例えばボディーソープや口紅、整髪剤などは薬事法の化粧品に当てはまります。
では石鹸はどうでしょうか?化粧品の定義として人の体を清潔にするものとあるので化粧品に分類されるだろうと考えられますが、石鹸を使う目的って体をきれいにする以外にもありますよね。
例えば風邪の予防のために石鹸で手を洗う。この場合、病気の予防を期待して使用するので医薬部外品に分類されます。また、もし石鹸を病気の治療目的に使うのであれば、これは医薬品に分類されるはずです。
医薬品、医薬部外品、化粧品を区別するときに重要な事は、その薬がどういった目的で使われるのかという所です。最後にこれらの違いを簡潔に言い表すと以下のようになります。
・医薬品 = 治療が目的
・医薬部外品 = 予防、緩和が目的
・化粧品 = 清潔にしたり、容姿を整えたりするのが目的
手汗用の制汗剤は医薬品と医薬部外品のどっちに分類されるか調べてみますと、
・TESARAN(テサラン)
・オドレミン
・ファリネ
上記の3つはそれぞれの公式サイトや商品パッケージに、明確に医薬部外品であるという記述がされています。
一方、デンマークで開発、販売されているPerspirex(デトランスα)は、病院やクリニック、他の多汗症に関する個人ブログ、Perspirex販売元などによって意見が食い違っていました。
そこで、Perspirexが医薬品なのか、それとも医薬部外品なのかについては別の記事で徹底的に検証してみましたので、そちらの記事も是非ご覧下さい。
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