大事なピアノの発表会で、緊張のためかいつも以上に手汗が出て、練習では問題なく出来た簡単な所で思いがけないミス。ピアノをやってる方なら誰しもそのような経験があるでしょう。
今回は、手の滑りを引き起こす4つの要因に着目し、それぞれの項目に関して具体的な対処法を紹介しています。
ピアノ演奏時のミスタッチを引き起こす要因は以下の4つになります。
・打鍵、グリップ
・鍵盤の材質
・鍵盤の汚れ
・手の乾燥、湿り
以下で各要因に対して、効果的な対処法を伝授します(^^)/
演奏時に力んでいるとミスタッチの原因になります。特に細い黒鍵を打鍵するときに勢い余って滑ってしまう事が良くあります。
鍵盤は軽く叩く程度でも十分音を鳴らす事ができます。なので極力無駄な力を使わないようにしましょう。リラックスした状態で演奏できるゆっくりなテンポから練習し、少しずつテンポをあげていくと力まず演奏できるようになるはずです。
ピアノやギターの演奏に必要なグリップ力を鍛える「グリップマスター」と呼ばれる器具があります。この器具を用いると、小指や薬指など力が弱い部分を効率的に鍛える事ができ、指全体の操作性が向上します。
価格:1,250円
イエロー・パープル・ピンク・ブルーの4色が用意されており、指への負荷は1.8㎏となっています。
価格:1,720円
指への負荷は3.1gと先ほどの商品よりも強め。
ほとんどの鍵盤は、以下の3つのどれかの材質でできています。
・アクリル
・象牙(アイボリー)
・人工象牙
各材質の特徴について以下で解説します。
安価なピアノやキーボードに使用されていることが多い素材。汗を吸収せず、滑りやすいのが欠点。一方、汚れに強く長持ちという特徴があります。
吸湿性が高く、汗を吸収してくれるので滑りにくい素材。木目のような模様があり、ざらざらとした肌触りも特徴的です。一方、長年の使用で鍵盤が変色してしまうというデメリットがあります。
今現在はワシントン条約により象牙を輸入する事ができなくなっており、入手は困難。
象牙の輸入が禁止されたこともあり、それに代わる素材として人工象牙を用いた鍵盤が登場しています。ニューアイボリーやアイボライトと呼ばれるものも人工象牙の一種になります。
人工象牙は、象牙のような吸湿性に加え、変色しにくいという特徴を併せ持っています。
アクリルは安価ですが、滑りやすい。一方象牙は汗を吸収するので滑りにくいですが、入手が困難。
以上の事を考慮すると、もしミスタッチを減らしたいのであれば、人工象牙でできた鍵盤を持つピアノがオススメです(^^♪
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