テノール液は、防臭や制汗を行うために開発されたロールオンタイプの制汗剤です。この商品は多汗症の方向けの商品であり、全身の汗に対して使用することができ、手汗対策にも用いる事ができます。
有効成分としてはアルミニウムヒドロキシクロライド(塩化アルミニウムと呼ばれることが多い)を用いています。
メーカー希望小売り価格は850円(税抜き)、内容量は30mLです。
テノール液は市販制汗剤のため、マツモトキヨシなどのドラッグストアや薬局でも入手することができます。もちろんAmazonや楽天といった所でも購入することができるのでも購入することができます。
マツモトキヨシだと定価913円(税込み)、最安はAmazonの480円でした。ただしAmazonの場合、送料がかかるためそれを込みで考えると定価よりも高くなることがあります。
薬局やドラッグストアの前でオレンジ色のゾウのキャラクターを目にしたことがあると思います。あのキャラクターは佐藤製薬のマスコットで「サトちゃん」という名前が付いています。
1915年に佐藤幸吉さんが設立した佐藤製薬はテノール液の他にも、でみなさんが一度は耳にしたことがある「ユンケル」や「ストナ」といった商品も取り扱っています。
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テノール液は以下の4つの成分から出来ています。
・アルミニウムヒドロキシクロライド(塩化アルミニウム)
・アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート
・フェノキセトール(防腐剤)
・香料
この中で制汗作用を持つものが「アルミニウムヒドロキシクロライド」と呼ばれる化学物質です。この成分は塩化アルミニウムという呼ばれ方もあり、今回の記事でもそちらの呼び方に統一することにします。
塩化アルミニウムには、収れん作用と呼ばれる効果と皮膚表面のたんぱく質構造を変化させる効果の二つの機能が備わっています。この機能により手の平の汗腺が塞がり、発汗を抑制することができます。
ちなみにテノール液の塩化アルミニウム配合率について、ネット上では3.9%であるという記述を多く見かけますが、公式サイトや商品パッケージにおいて配合率は公表されていません。
この成分は、アルクロキサ、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムという名で呼ばれることもあり、皮膚や粘膜が傷ついたときにその修復を早める組織修復作用があります。よく目薬や外用薬に用いられています。
ノール液に含まれる塩化アルミニウムには制汗効果がある反面、肌表面のたんぱく質を変性させてしまうので、手が荒れてしまう恐れがあります。
ただし、テノール液は他の制汗剤と比べて手荒れが起きにくいようです。実際に、他の制汗剤だと手が荒れていましたが、テノール液だと荒れずに使用できるという意見がとても多いです。その分制汗効果も弱めであるようです。
テノール液には香料が使用されており、この臭いが「おじさんの頭皮の臭い」だという意見が多数みられます。どうやらおじさんが使うポマードなどの整髪料の臭いとテノール液の臭いは酷似しているようで、この臭いが受け付けないという人もいました。
テノール液を購入する際には、お近くのドラッグストアなどに試供品があれば実際に香りを確かめておく方が良いでしょう。
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