イオントフォレーシスを行うごとに、きちんと清掃して片付けましょう。神経質になりすぎる必要はありませんが、予期せぬ現象が起きてしまうかもしれません。
以下、公式サイトで解説されている片付け手順です。ご自身でも、公式サイトで必ず確認しましょう。
1. コントローラーの電源が切られていること、全ての電気ケーブルが外されていること(電極からも)、ACアダプタも外されていることを確認。
2. 清潔な柔らかい布巾でケースを洗う。食器用洗剤を使ってもよい。そのあと乾かす。
3. 電極を食器用洗剤などを用いて洗い、良く水で流して乾かす。
4. タオルは普段選択しているのと同じようにしてよい。
5. ワキ用のスポンジは食器用洗剤で洗い、水を可能な限り切って乾かす。
公式サイトで、ダーマドライを用いてイオントフォレーシスを行う頻度についても解説されているので、そちらも紹介していきます。
まずはじめの効果が現れるまで、週に3~5回行います。
なお、汗のひどさ(レベル1→レベル3の順に重くなっていく)によって、はじめの効果が現れるまでにかかる期間は異なります。以下の表を目安にしてください。
レベル1 | 週に3~5回を1~2週間ほど |
---|---|
レベル2 | 週に3~5回を2~3週間ほど |
レベル3 | 週に3~5回を4~6週間ほど |
効果が現れはじめたら、今度はそれを持続させるためにイオントフォレーシスを行っていきます。汗のレベルに合わせて、以下の表を目安に回数を調節してください。
レベル1 | 2~3週に1回 |
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レベル2 | 週に1回 |
レベル3 | 週に3回ほど |
公式サイトでは、出来る限りスケジュールを守ってイオントフォレーシスを行うことを進めています。例えば週に3回の場合は、月・水・金に行うなど。
また、1日1回を限度として、2回以上行うべきではないとのことです。
以下、ダーマドライ公式サイトより使用上の禁忌(ダーマドライを使用してはいけない場合、やってはいけないこと)の一覧です。
これらは「ダーマドライだから」という禁忌ではなく、病院でイオントフォレーシスを行う場合でも同じです。もちろん他のイオントフォレーシス器具を使用する場合でも同様です。
特に「行ってはいけない場合」に関して、少しでも思い当たるものがあれば、事前にイオントフォレーシス治療を行っている病院で相談しましょう。
以下の症状のいずれかがある場合、本機器は使用しないでください。
・心臓ペースメーカー ICD(植込み型除細動器)
・推定または診断された心臓障害(例:不整脈)
・発作性疾患(てんかん)
・妊娠中または妊娠の可能性
・金属を含有する子宮内避妊用具(IUD)
・金属性インプラント
・大きな皮膚病変およびワセリンで覆うことのできない病変
・治療部位のしびれ感
・感染症または皮膚の炎症
・手、脇または足の感覚障害(例:多発ニューロパチー)
・使用部位の悪性疾患
・重度の血管障害(例:局所的な炎症や血栓症)
以下の一時的な副作用を伴う場合があります。症状が完全に消えるまで、次回の治療を開始しないでください。
刺激、皮膚の赤み(紅斑)、灼熱感、小さな水疱(小胞形成)、かゆみ(掻痒)
刺痛感。筋肉のしびれ感(感覚異常)が起こる場合があります。 また治療開始時または極性切り替え後に軽度の痛みを感じる場合があります。いずれかを感じる場合、次回の治療では強度を下げてください。
source:www.dermadry.com・発汗の増加:最初の数回の治療後、発汗の増加を伴う場合があります。この症状は数回治療を行うと治まります。
・治療中の軽度の電気ショック:非常にまれなケースとして、治療が急に中断された場合に無害な電気ショックが起こる可能性があります。このリスクを避けるために、手足を機器から外したり脇の電極を外す動作は、ゆっくりと行なってください。治療中いつでも、手足または脇の電極は安全に外すことができます。
・皮膚の乾燥:皮膚が乾燥したり、小さな病変またはうろこ状を帯びる場合が起こる場合があります。これらの症状を軽減するには、治療後に保湿クリームを使用してください。
軽度のアレルギー:ユーザーによってはアルミニウムにより軽微なアレルギー反応が起こる場合があります。接触時のアレルギー反応により、皮膚が赤み、凹凸、うろこ状または腫れを帯びる可能性があります。皮膚の治療部位がアレルギー反応を発症していることに気づいたら、機器の使用を中断してください。
以上、本記事ではダーマドライを用いたイオントフォレーシスの流れと手順を解説しました。
「イオントフォレーシスをやるぞ」と意気込んでいても、実際には継続が大変すぎる、ということもあります。
もしくは、禁忌・副作用が当てはまるため、そもそも行ってはいけないというパターンも。事前にお医者さんに相談するべきでしょう。
1回20分のイオントフォレーシスを定期的に行うのは、実は想像以上に大変。
また、行っている間は身動きもとれませんし、準備や片付けも含めると実際は20分以上かかってしまいます。
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