香水はワキガ対策に用いる事は出来ません。そもそも香水は体に良い香りを付けるための化粧品であり、それ自体に消臭効果はなく、ワキガの臭いを消す効果はないのです。
また、ワキガの臭いを香水の香りで誤魔化そうとする方もいますが、これも良くありません。ワキガの臭いと香水の匂いが混じり合って不快な香りを周囲に撒き散らしている可能性があります。
実際に、ツイッター等でそのような匂いで不快に感じている方々が確認出来ます。香水で誤魔化すのは逆効果になりかねないので、注意しましょう。
ワキガの臭いをどうにかしたいのであれば、デオドラントスプレーなどを用いて臭いの原因を取り除きましょう。
また、香水を付ける際も、まずは消臭を行い、その後に塗布するとワキガ臭と混じる事なく、香水本来の香りを纏う事が出来ます。
香水は体温が高い場所に塗布するのが基本です。香水の匂いは、揮発する事で周囲に拡散します。そのため、体温の高い部位の塗布すると、効率的に匂いを拡散させる事が出来ます。
具体的には、上半身だと「お腹周り」、「手首の内側」、「耳の後ろ」、「腕の内側」、「左胸」など、下半身だと「太ももの内側」「足首」などが良いとされています。
上半身に塗布すると、相手の鼻と距離が近いので香りが強め。一方、下半身だと相手の鼻から距離があるのでほのかな香りとなります。
好みやその日の気分に合わせて、付ける場所を変えてみて下さい。
顔や頭には塗布してはいけません。頭皮は汗が多く、雑菌も繁殖しやすい部位です。そのため、雑菌が放つ臭いと香水の匂いが混じり、不快な香りになる事があります。
さらに、相手の鼻と近い部位のため、香りが強く出すぎてしまう場合が多々あります。同様の理由で顔と首元もNGです。
記事上部でも解説したように脇への塗布もダメです。ワキは臭いがきつい部位であり、香水の匂いとその体臭が混じり合う事で不快な匂いになってしまいます。
香水の香りは、時間と共にその表情を変えます。一般的には経過時間に応じて「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」の三段階に分けられます。
散布直後から15分程度の香りはトップノートと呼ばれます。塗布後まもないため、香水の香りが強く出ます。トップノートの終わり~1時間程度にはミドルノートの程よい香りが立ちます。そして、ミドルノート後は微かに香るラストノートとなります。
好みはあると思いますが、一番ベストはミドルノートの香り。適度な匂いで相手に不快感を与えずにさりげなく香らせる事が出来ます。人と会う際は、10~15分前に香水を塗布するようにしましょう。
デオドラントスプレーでは消臭・殺菌を行う事は出来ますが、汗を抑える事は出来ません。
制汗剤は、汗を抑えるものであり、デオドラント商品とは異なります。臭いの原因は汗にあり、制汗剤を用いれば汗の量が少なくなるので、結果的に臭いも軽減出来ます。
制汗剤はドラッグストアやネットショップ等で入手する事が出来ますので、是非利用してみましょう。
基本的に香水を脇へ塗布する事は推奨されていません。何故なら、汗と混じり合う事で香水の匂いが変化してしまう恐れがあるからです。これはワキガの人だけではなく、全ての人に言える事です。
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トップノートではシトラスノートの爽やかな香りとピンクペッパーの刺激的な香りが立ち、大人な雰囲気の中に若々しさも感じられる匂いです。
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