ワキガはその人の体質によって発症するかどうかが決まります。そのため、うつ病を患ったからといってワキガになるという事はありません。
尚、うつ病になると汗の量が増える場合があります。また、体のケアが疎かになる事も多く、その結果臭いがきつくなる事があります。
上述のように、うつ病が原因で体臭がきつくなる場合があります。自分はワキガ体質だと思っている方も、実は原因はうつ病だったというケースもあるかもしれません。
ワキガは基本的には体質によるものなので、施術を行わない限りその症状が改善する事はありません。一方、うつ病は治る病気なので、原因がそこにあるのならば臭いを改善する事が可能です。
また、うつ病と同じ精神病の1つに「自臭症(自己臭症、自己恐怖症)」というものがあります。自臭病は実際にはそうではないのにも関わらず自分が臭いと思い込むというものです。
うつで体臭がきつくなる原因を見る前に、ワキガ臭の原因についてみてきましょう。
ワキガ臭の原因は、アポクリン腺から分泌される汗にあります。アポクリン腺から出る汗は、タンパク質
や脂質が多く、これらは皮膚表面に存在する細菌の餌となります。
細菌がタンパク質等を分解すると分解臭が発生し、この臭いがワキがの臭いの原因となります。
ワキガの臭いの原因は、アポクリン腺から出る汗にある事が分かりました。この臭いの原因である汗は、自律神経の一つである交感神経の働きにより分泌が促進されます。
自律神経は交感神経と副交感神経の二つで構成されています。交感神経の働きが活発になると、体はシャキッとした状態となり、瞳孔が開く、血圧が上昇、発汗が促されるなど体に様々な変化が表れます。
うつ病とは、気分が落ち込んだ憂鬱な状態が続き、生活する活力を失う精神疾患です。単に心が落ち込むだけではなく、食欲不振や不眠、体の倦怠感を伴う場合も良くあります。
一言にうつ病といっても原因に応じていくつかの種類に分けられ、一般的にうつ病と呼ばれるものは内因性うつ病というグループに属します。
その他に、アルツハイマー等の体の病気から引き起こされるうつもあり、これらは身体因性うつ病と呼ばれます。
うつ病を患うと、自律神経のバランスが崩れ、様々な症状を併発する事があります。実際に、うつ病患者の中には便秘や下痢、動悸、めまいといった症状を訴える方々がいます。同様に発汗量が増える場合も多々あります。
上述のように、発汗を司るのは自律神経の一つの交感神経です。うつ病は自律神経に作用するので、発汗機能にも影響を与えます。
発汗量が増えれば、細菌の餌が増えるの事になるので、分解臭が強くなり、体臭もきつくなります。
うつ病になると生活を送る気力が無くなり、身の回りの事が疎かになります。そのため、うつ病患者の部屋は散らかっている事が多いです。また、歯磨きや入浴なども面倒になり、自分の身なりにも気を配れなくなるケースも多いです。
実際にブログやTwitter等のSNSで検索すれば、うつでお風呂に入れないと訴えている方が多数存在する事が分かります。
自身がうつ病かどうか気になる方は以下の質問に答えてみましょう。YESと答えた項目が多いほど、うつ病である可能性が高いです。
うつ病の気がある方は、一度病院の方へ相談する事をおすすめします。
・最近なかなか寝付けない
・気分が落ち込んでいる
・集中して長時間作業が出来ない
・趣味への興味が薄れ、何もやる気が起こらない
・自分はダメ人間だと思っている
・自傷行為を行っている
・食欲がない
・将来への不安がある
うつ病の疑いがある場合は、精神科、もしくは心療内科へ受診ると良いです。
精神科は幻聴、幻覚、抑うつなど心の病をメインに扱う場所です。一方、心療内科は精神的な不調だけではなく、それに伴う体の不調、例えば不眠や動悸といった症状の治療も行っています。
多少の違いは見られますが、うつ病の場合どちらでも構いません。
あなたのワキガの臭いは実は思い込みである可能性もあります。ここでは、自臭症という病について紹介しましょう。
自臭症とは、自分の体臭がきついと思い込む病のこと。ワキガのように実際に臭いを発している訳ではないですが、幻臭を感じてしまうのがこの病気の特徴です。自己臭症、自己臭恐怖症と呼ばれる事もあります。
一般的に、完璧主義者、潔癖症の方が発症しやすいと言われています。また、うつ病を併発するケースも多々あります。
治療はうつ病と同様、精神科や心療内科で行う事が可能です。
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