ワキガの方は、自分の臭いに気付かず、知らず知らずの内の周りを不快にさせている可能性があります。特に自分は大丈夫と思っている方は要注意。なぜなら、自分の臭いは鼻が慣れてしまうため気付かないからです。
今回は、ワキガの確認方法について紹介します。この機会に是非ワキガかどうかチェックしておきましょう。
ワキガのチェック方法には以下の3つがあります。今からでも簡単に実践できるものもあるので、是非試してみましょう。尚、各チェック方法については記事下部で詳しく解説しています。
・5つの質問を用いたチェック法
・病院での官能検査
・ワキガ検査キットの使用
以下の7つの質問で当てはまる項目が多いほどワキガである可能性が高いです。ただし、すべて当てはまったからといって必ずワキガであるとは限りません。あくまでその傾向が強いという意味なので、あまり落ち込む必要はありません。
それぞれの項目については以下で解説します。
1.肌着や下着が黄ばんでしまう
2.わき汗が多いと自覚している
3.わき毛が多め
4.耳垢が湿っている
5.母親、もしくは父親がワキガ
6.肌が脂ぎっている
7.周りに臭いと言われた事がある
ワキガの人の場合、衣類に黄色い汗染みが付着する事があります。また、洗濯しても中々落ちにくいという特徴もあるのでそこもチェックしましょう。
尚、ワキに塗布した制汗剤が衣類に付着し、色が付く事もあります。ワキガチェックを行う際は、何も塗っていない状態で行うようにして下さい。
汗っかきの人は、エクリン腺からの発汗が多い傾向があります。エクリン腺から出る汗は臭いは少なめでサラサラとしています。
一方、ワキガの原因であるアポクリン腺から分泌される汗は粘着性があり、臭いが強力。この汗がエクリン腺由来のサラサラとした汗と混ざる事で汗が揮発し、臭いを周囲に拡散させます。
強い臭いを分泌するアポクリン腺は、毛穴の場所にあります。つまり、わき毛が多いほどアポクリン腺が多く、汗の臭いがきつくなります。
綿棒で耳かきをするとドロッとした濃い色をした耳垢が付着する場合、ワキガの可能性が高いです。一方、単に湿りがあるだけの場合は、可能性は低いです。
ワキガは遺伝する事が知られています。そのため、両親のどちらか一方がワキガである場合、その子供もワキガになる確率は高いです。
皮膚にある皮脂腺からの分泌液により肌表面は脂っぽくなります。皮脂腺は、ワキガの原因となるアポクリン腺と同様、性ホルモンの活動と深い関わりがあります。
一般的に、性ホルモンの分泌が多くなると、皮脂腺とアポクリン腺の発達が促進されます。そのため、肌が脂ぎっている人はワキガである場合が多いのです。
自分の臭いには慣れてしまうので気付かない人も多いです。そのため、周りの人に臭いを指摘される事で自分がワキガであると気付く場合もあります。
病院では、ワキに挟んだガーゼの臭いからワキガかどうかを判断します。この検査を行う際は、制汗剤やデオドラントスプレーなどを用いてない状態が望ましいので、来院する際には注意が必要です。
2008年7月30日、株式会社双美紹介が「ワキガ体質検査キット」という商品の販売をスタートさせました。
この商品は、綿棒で耳垢を採取し4種類の耳垢サンプルと比較する事でワキガかどうかチェックするというものとなっています。お値段は1260円。
今現在も販売されているかどうかは不明なので、欲しい方は販売元の方へ問い合わせてみましょう。
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