ワキ汗対策に用いられるボトックス注射を解説【効果や費用、保険適用について】

美容医療で有名なボトックス注射は、汗を抑える効果もありワキに打たれることもあります。その効果や料金などについて詳しく解説します。

ボトックス注射とは

ボトックス注射は、ボツリヌス菌の持つボツリヌス毒素を用いて作られた薬剤で、筋肉を弛緩させる効果があります。

この効果を利用して、しわ取りや痩身治療で使われています。また、交感神経からの情報伝達の遮断効果で発汗量を抑える事が出来るため、ワキガ・多汗症治療にもよく用いられています。

治療部位について

多汗症の治療として行われるボトックス注射は、基本的にはワキのみに行われます。保険の適用も、ワキ汗治療として用いられた場合のみとなります。

手の平、足の裏、顔、額、頭などにも行う事が出来ますが、病院やクリニックによって施術可能部位が異なっているので、病院選びの際は対応部位の確認も忘れず行いましょう。

施術内容について

ボトックスでのワキガ・多汗症治療の施術時間は10分程度。注射針を20~30回程度ワキに刺すのでちくっとした痛みが伴います。クリニックによっては局所麻酔や麻酔クリームを使用したり、痛みの少ない極細の針を使用したりと痛みの軽減措置を行っています。

ボトックスは商標名

ボトックス(ボトックスビスタ)とは、アラガン社が製造・販売を行うボツリヌストキシン毒素製剤の商標名のこと。クリニックのホームページ等では「ボツリヌストキシン注射」などと表記される場合もあります。


アラガン社製以外のボツリヌストキシン製剤をボトックスと呼ぶ事はありません。

よって、病院の公式サイト等で「ボトックス」と明記されている場合は、アラガン社製の薬剤という事になります。


ボトックスは、日本で唯一厚生労働省に認可されたボツリヌストキシン毒素製剤です。国の厳しい基準にクリアした薬剤であり、品質が保証されてます。

ボトックス注射の料金・費用

ボトックス注射の料金の料金は、病院やクリニックによって多少違いが見られますが、おおよそ5万円前後と考えて良いでしょう。

多汗症治療での施術は保険適用となります。ただし、保険適用にはいくつか条件が設けられており、日常生活に支障をきたす症状であると認められる必要があります。

ボトックスの効果と副作用

ボトックス注射を注入すると、交感神経からの情報伝達が阻害され、汗を抑える事が出来ます。効果は施術後3日~1週間ほどで表れるのが一般的です。

ただし、永続的に効果が持続するわけではありません。個人差はありますが、効果の持続期間は通常3~6ヶ月ほどとされています。

ボトックスには汗の臭いを抑える効果はありません。汗の量を減らすことで、結果的に臭いが緩和されます。

ボトックスの副作用

薬剤を注入する事により患部が赤く腫れあがる事があります。また、ボトックスには筋肉の動きを抑える効果があり、体のだるさを感じることもあるとのこと。

また、ワキ以外の部位で発汗量が増えたと訴える方もいます。

口コミやレビューについて

本記事には口コミの掲載は行いません。

ネットの口コミサイトやSNS上にボトックス注射を受けた方々の体験談が多数存在します。気になる方は各自で調べてみましょう。

尚、ネット上の情報を過度に信じる事は禁物です。匿名性の高いネットの声のみを判断材料にするのではなく、専門医への相談も検討すべきです。一部の病院やクリニックでは無料のカウンセリングを提供しているので、是非活用して下さい。

おすすめのクリニック・病院はある?

ボトックスを販売するアラガン社は、自社製品を扱う医師にボトックスの取り扱いに関する講習・セミナーの受講を義務付けています。そのため、どの病院でも一定水準の施術が受けられます。

そこで、病院選びの際は、医師の人柄や病院の雰囲気を基準に選んでみてはいかがでしょうか。

一部のクリニックでは無料カウンセリングを提供しており、実際に対面で医師に相談する事が出来ます。いくつかのクリニックでカウンセリングを行い、あなたに合った病院を探し出しましょう。

ボトックス注射の基礎知識【まとめ】

ボトックスを用いたワキガ・多汗症治療の最低限知っておいて欲しい知識を紹介しました。この記事がわき汗にお悩みの方の助けになれば幸いです。

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