手袋と制汗剤で密封療法!その作用と正しい方法を解説します

手汗の制汗剤を効率的に使うための「密封療法」についてどのサイトよりも詳しく解説。 効果的な方法や、必要なモノも案内しますよ。

密封療法(ODT)とは

密封療法ってなに?

密封療法は、外用剤(皮膚へ直接塗って使う軟膏や化粧品、制汗剤など)の効果を最大限に活かすために用いられます。

方法は非常にシンプル。外用剤を塗布した部分をサランラップで覆ったり、外用剤を含ませたガーゼや布を皮膚へあて、その上からサランラップを巻き固定する、といった形で行われます。

ODTという呼び名

英語では密封療法のことをOcclusive Dressing Techniqueといい、3つの単語の頭文字をとってODTと呼ばれることもあります。

・Occlusive: 閉塞する、閉塞性の
・Dressing: 手当て、手当用品
・Technique: 技術

密封療法の作用

外用剤の単純利用(密封療法ではない、通常の塗布)の場合、肌からの水分の蒸発や、外的な摩擦・接触(モノに触れたりすることなど)により外用剤の成分吸収が妨げられてしまいます。

密封療法に則って手袋を装着することで、それらの要因を取り除き、効率的な成分の吸収を促します。

塗布したお肌の部分が覆われて、体温が上昇し血流が増加することも、成分吸収を促す作用として働くようです。

デメリットについて

制汗剤は皮膚にある程度の刺激を与えてしまうため、人によっては肌が荒れたり、乾燥っぽくなってしまう人もいます。

密封療法を行うことで、より強い刺激をあたえてしまうこともあるようです。1度試してみて、翌日手のお肌に違和感があるようなら辞めるか、お医者さんに治療を続けるかどうか相談したほうがいいかもしれません。

また傷などがある場合は、制汗剤を使う前に、ワセリン等を傷口へ塗布して保護を行う必要があるようです。

密封療法で手汗対策

必要なもの

・手汗制汗剤
・布手袋
・ガーゼ
・サランラップ
・プラスチック手袋

制汗剤はどのタイプがいい?

基本的にはクリームタイプでも、ローションタイプでも、パウダータイプでも大丈夫です。

ローションタイプ(比較的サラサラの液体タイプ)の場合は、布手袋へ浸透させやすいですね。

クリームタイプとパウダータイプの場合、布手袋へ浸透しづらいため、そのまま皮膚へ塗り、そのうえから手袋を装着しましょう。

どういう布手袋を使う?

布手袋は100均でも販売していると思います。Amazonや楽天といったオンラインショップでも多めの枚数でお得に販売されています。

例えば、Amazonだと綿100%のコットン手袋が12枚組で900円で販売されています。サイズはSからLLまであり、LLのみ価格が1000円となります。

上の画像は、ファミリーケアというメーカーの綿手袋 Lサイズ。1セット入りで、Amazonだと値段は161円です。このメーカーの手袋はなぜかMサイズが352円とお高めの設定。

2、3個購入して、1晩ごとに選択して使いまわしている人も多いようです。ファミリーケアの手袋は選択しても長持ちするとのこと。

タッチパネル対応手袋もある!

エステーが販売している布手袋は就寝時の手肌ケア専用として作られています。スマホのタッチパネルにも太陽しているとのこと。

このうえからプラスチック手袋を装着する場合はタッチパネルは操作できないかもしれませんが...

プラスチック、ポリ、ゴム手袋

基本的にはプラスチック手袋でも、ポリ手袋でも、ゴム手袋でも問題内容です。もちろんサランラップでも大丈夫です。

きつすぎると血流が悪くなってしまうので良くありません。ただ、ユルユルでもいけないので、手首の部分へ軽く輪ゴムを付ける人もいるようです。

サランラップでもOK!

布手袋の上からサランラップを巻いたり、布手袋なしにそのままサランラップで覆っても大丈夫です。

密封療法の流れ

1. 就寝前、手・手のひらを清潔にする

関連記事
人気
カテゴリー
人気の記事

昨日の人気の記事

関連記事