ロエグアは、手に馴染みやすいクリームが特徴のポケットサイズの手汗用制汗クリームです。汗で流れにくいW/O型というタイプの外用剤で、効果が長続きします。
また、ロエグアの公式サイトでは、制汗成分として用いられている「フェノールスルホン酸亜鉛」は、他の制汗剤に用いられている「塩化アルミニウム」や「クロルヒドロキシアルミニウム」よりも低刺激であると言われています。
ロエグアの手汗クリームは、手にすっと溶けて少量でもよく伸びるという特徴があります。また、手汗で手が濡れてしまってもクリームが流れてしまわないような設計が施されています。
これらの特徴は、ログエアがW/O型のクリームであるという性質と関係しています。W/O型とは、油の中に水が入った状態で、界面活性剤の効果によりそれらが互いに混ざりあった状態(エマルション)の事を指し、油中水型とも呼ばれます。
界面活性剤には、水に溶けやすい部分(親水基)と、油に溶けやすい部分(親油基)があり、W/O型の場合は、水滴のまわりに親油基を外側に向けた塊(ミセル)を形成します。
身近なW/O型の物質としてバターやマーガリンといったものがあります。W/O型は油ベースなのでクリームの伸びと浸透力が良く、水に強い性質を持ちます。なのでロエグアは手汗に強いクリームといわれているのです。
フェノールスルホン酸亜鉛は塩化アルミニウムやクロロヒドロキシアルミニウムと比べて、制汗剤に使われている頻度は少ないです。シーブリーズのデオ&ウォーター等に用いられています。
塩化アルミニウムやクロルヒドロキシアルミニウムと同様に、汗腺にあるタンパク質に作用し、発汗を抑える収れん作用があります。また、脱臭効果があることも知られています。
一方、弱い刺激性をもつ物質でもあるので、お肌にダメージを与えるという副作用を伴います。
シメン-5-オールは、殺菌力があることが知られており、水虫薬のブテナロックなどにも含まれている成分です。
汗の臭いの原因は、皮膚表面に存在する細菌の分解臭によるものなので、手の細菌を殺菌することで手汗により手袋などが臭くなることを防ぐ事ができます。
こちらも肌が弱い人の場合は手荒れの原因となることもあります。
その他の成分として、殺菌作用のあるエタノール、フェノキシエタノール、抗菌作用のあるカキタンニン(ポリフェノールの一種)などの成分が用いられています。
公式サイトによると、一回の使用量は0.3g(豆粒程度の大きさ)で、これを朝、夕の2回行うとの事です。
一度に多くの量を塗布すると渇きが悪くなるので、適量の使用を勧めています。また、最初のうちは1日3回とし、1~2週間ほど続けて効果が実感でき始めたら回数を減らすようにすると良いとの事です。
よく塩化アルミニウム系の制汗剤を使用するときの方法として、以下のような手順があるのですが、こちらの方を取り入れてみるのも良いと思います。
(1)石鹸でしっかりと手の汚れを落とす
(2)しっかりと乾燥させる
(3)ロエグアを塗布
こうすることで有効成分がしっかりと肌に浸透してくれます。また、就寝前は、手汗が少なくなり、より手の平がまっさらな状態にする事ができるのでお勧めです。
さらに効果を高めたい方は、密封療法(ODT)を用いても良いと思います。
ロエグアとかいう手汗抑えるクリーム買ったんだけど効果を実感までに1週間ほどかかります(個人差があります)ってことだったので綿手袋も購入したんだな
ロエグアは2,980円と他の手汗用制汗剤と比べると安く入手する事ができます。また、内容量は30gで、一本あたり約1.5ヶ月間使用することができるそうです。
ロエグアはなるべく安く商品が提供できるように、以下のような事を実施しているようです。
・簡易包装にする
・容器を安く、かつ高品質のものにする
・ネット専売品として卸に出さない
・直接顧客へと配送することで手数料の削減
・宅急便ではなくメール便で配達
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