ミラドライは、薬事承認を受けたワキガ・多汗症治療機器であり、FDA(アメリカの医療機器の認証などを行う機関)も治療効果を認めています。
ミラドライの仕組みは、肌表面から汗腺に向けてマイクロウェーブを照射する事で汗腺を破壊するというもの。それにより、発汗量が減少し、汗の臭いも緩和されます。外科手術のように皮膚を切開する必要もなく、治療時間も1時間程度と短いのが魅力です。
また、即日退院可能なので、社会人の方でも無理なく治療が受けられます。
多汗症の治療法は、ミラドライの他に以下のようなものがあります。
・制汗剤・塩化アルミニウム外用液の塗布
・イオントフォレーシス
・ボトックス(ボツリヌストキシン製剤)注射
・外科手術
塩化アルミニウム溶液は100ml2000円程度、イオントフォレーシスは1回当たり1000円以内、ボトックス注射は5万円程度でミラドライの施術費用(30万円程度、記事下部で解説)よりも安いです。
外科手術の料金は手術の内容にもよりますが、保険適用の剪除法であれば5万円前後、保険適用外のクアドラカット法だと40万前後です。
ミラドライは、外科手術と同様汗腺自体を除去するので、汗を抑える効果が永続的に続きます。
一方、制汗剤・塩化アルミニウム溶液、ボトックス注射、イオントフォレーシスは一時的に汗を抑えるものであり、定期的に治療を行う必要があります。
1回の照射で満足のいく結果が得られるとは限りません。汗腺の打ち損じが起きる事もあり、専門医のよっては重ね打ちや2回の施術を推奨している人もいます。
尚、一部の病院やクリニックでは2回目以降の施術を割引価格で提供していいます。
ミラドライの料金はおおよそ30万円と見積もりましょう。
病院やクリニックでは、施術代に麻酔代、消耗品代、薬代などを含める所と、それらの料金を別途徴収する所があります。病院に施術費用を尋ねる際はこれらの諸費用も込みなのかどうか確認すると良いでしょう。
ミラドライは保険適用外です。尚、クリニックによっては2回目以降の施術費用を割安で行うなどの工夫を行っています。
例えば湘南美容クリニックでは、2年間の保証付きプランを提供しています。このプランでは、効果実感出来ない場合に、施術日から2年以内であれば再施術が無料となります。
病院選びの際は、保証の有無もしっかりチェックするようにしましょう。
ミラドライ照射後は、軽い火傷のような状態になっており、患部が赤く腫れあがります。そのため、ノースリーブ等のワキを露出する服の着用は厳しいでしょう。麻酔が取れると痛みが出ます。痛み止めが処方されるので、状況に応じて服用すると良いです。
1週間もすれば痛みはだいぶ穏やかになりますが、皮膚のツッパリ感を感じる事があります。1ヶ月後には腫れは収まり、完全に元通りの生活が送れます。
術後はアイシングをし、患部の腫れと痛みを抑えます。施術を受けたその日からシャワーは可能ですが、湯船に浸かるのは控えるよう指示されるでしょう。また、患部を強くこすって洗う事も止めるべきです。
数日間は血流を活発にさせる運動や飲酒、サウナ等も控える必要があります。
ブログやTwitter等のSNSでは、実際にミラドライを体験した人達の生の声を聞く事が出来、大変参考になります。しかし、匿名性の高いネット上の情報に過度の信頼を寄せるのは止めるべきです。
そのような意見もあるのかと話半分で留めておくのが良いでしょう。また、病院やクリニックを訪ね、専門医の話を直接聞きに行くのもおススメです。
病院やクリニックでは無料カウンセリングを提供しています。
ミラドライを受けようか迷っている方や、ミラドライに関する疑問点、不安点がある方は、直接病院に赴き、専門医に聞くのが一番。病院やクリニックを探す際は、無料カウンセリングの有無にも着目してみてはいかがでしょうか。
以上、本記事ではミラドライ施術を検討するにあたって必ず知っておくべき知識をまとめて紹介しました。より詳しく知りたい方は、施術後に後悔しないよう上述の無料カウンセリングを利用することをお勧めします。
本記事が参考になれば幸いです。
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