ミラドライはマイクロウェーブを用いて汗腺を破壊してしまう治療です。
皮膚下の汗腺にマイクロウェーブを与えると同時に皮膚の冷却と保護も行うことで、治療によって生じる副作用(赤みや腫れ、むくみなど)が抑えられています。
手汗や足汗には現在用いられず、ワキ汗のみに対応しています。
右と左のわきそれぞれに行うため、両方合わせて60~80分程時間がかかります。治療時は麻酔を行うため痛みなどはありません。
入院も不要です。
【2011年:アメリカでFDA承認】
アメリカ・カリフォルニア州のMiramar Labsで開発されたミラドライ。2011年にFDAの承認を受け、正式な「ワキ汗治療手段」となりました。
【2018年:日本で薬事承認】
2018年の6月4日は、日本でもミラドライが薬事法で承認されました。つまり、「正式なワキ汗治療手段」として日本でも認められたということです。
こちらのURLから、薬事承認の旨を確認出来ます: https://www.jmec.co.jp/pressrelease/pdf/20180710miradry.pdf
ミラドライによる治療は、クリニックによっても多少異なりますが、おおよそ30万円の費用が目安となります。
なお、ミラドライは保険の適用されない自費診療です。
ミラドライの動画はネットでいくつか確認出来ます。例えば以下のようなものがあります。
ミラドライは汗と臭いを抑える効果があります。ボトックス注射などと違い(半年ほど持続)、効果は長く続くことが分かっています。
一度破壊した汗腺は、再生することはないと考えられているからです。
ただし、一度の治療ですべての汗腺を破壊できるわけではないため、ひとによっては残存した汗腺からの汗があったりします。そのため、過度の期待は禁物です。
残存した汗腺へ働きかけるため、2度目の治療を行うことも一般的となっています。
治療後、わきの赤みや腫れ、むくみ、ひりひり感が生じます。これは永久的なものではないため、時間が経つにつれて治まります。
腫れや赤みがあるため、治療後しばらくは半袖のシャツなどは人前で着用しづらい状況です。
汗腺に直接作用するため、ほとんどの方に効果があります。
ただし、人によって汗腺の位置などに多少のバラつきがあるため、100%ではありません。繰り返しになりますが、期待しすぎるもよくありません。
そもそも治療が必要なのか、他の選択肢の方がいいのか。後悔のないよう、まずは無料カウンセリングを行っている病院・クリニックで相談しましょう。
本記事ではミラドライの口コミやレビューを紹介していません。
ネットやtwitter上には多数の口コミが存在するため、それらをチェックしてみるよよいでしょう。とはいえ、信用できるかどうかは保証出来ません。
ネット上の口コミは匿名性が高く、内容が信頼できるものは少ないです。
ミラドライを行うにしろそうでないにしろ、後悔しないためにまずは専門医師に相談することをおすすめします。
いくつかの病院・クリニックは無料カウンセリングも行っているので、利用するとよいでしょう。
どの病院も、患者さんへ適した治療を提供出来るよう、日々努めています。ミラドライに関しても、その効果や扱い方を熟知したうえで、必要な患者さんへ施術しています。
そのため、一概にはどこがおすすめ、優れているとは言えません。
強いて言うならば、とりあえず無料カウンセリングを行っている医院を訪れて相談してから、あなたに合っているか判断するのがベスト。
手汗用制汗剤の効果や副作用、成分などについて紹介しています。
ワキ汗・わきがの対策や基礎知識について解説します。
ワキ汗やわきが対策として行われるミラドライ。その効果や値...
手汗への対策として行われることがあるボトックス注射につい...
手汗の原因や汗に関する知識に関する記事。
手汗や足汗、ワキ汗を抑えたり、多汗症の治療のために用いら...
趣味やスポーツ、仕事など、日常生活における様々な状況に合...
ボトックス注射やETS手術、内服薬をはじめとする制汗剤以外の...